ダイワ・ブラジル株式オープンリオの風 202006
今回はブラジル株式の人気投資信託、「 ブラジル株式オープン-リオの風-」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果についてはサマリーページをご覧ください。
結果サマリー
全期間で中位〜上位に位置していることに加え、他商品と比べ最上位となる時期も見られたことから、相対的には優良商品と言えます。
商品情報
投資戦略
ファンドの特徴
ブラジル株式に投資します。主な特徴は以下のとおり。
- DRにも多数投資
- DRとは、「株式発行会社の株式を海外で流通させるために、その会社の株式を銀行などに預託し、その代替として海外で発行される証券」のこと
- ブラジル・レアル以外の通貨建資産を組入れ
- 経済情勢や業界動向等の分析を行なうとともに、個別企業のファンダ メンタルズ、成長性、株価バリュエーション等を総合的に勘案して ポートフォリオを構築
- ブラジル株の運用は、イタウ・アセットマネジメントの助言を受け、ダイワ・アセット・マネジメント(アメリカ)リミテッドが行う※イタウ・アセットマネジメント【Itaú Asset Management】は、ブラジルを拠点とするイタウ・ウニバンコ銀行【Itaú Unibanco S.A.】の運用部門
ポートフォリオ構築プロセス
- ブラジル株式から、流動性・時価総額を考慮し、投資対象ユニバースを選択
- ファンダメンタルに基づき組入候補銘柄を選定
- バリュエーション、分散を考慮しポートフォリオ構築

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投資対象 / コスト
投資対象
業界は金融28.0%、素材14.6%、生活必需品13.2%、一般消費財・サービス11.8%、公益事業8.4%、資本財・サービス7.1%、エネルギー6.7%、不動産3.7%、コミュニケーションサービス1.5%、情報技術2.1%と、金融の比率が高めとなっています。

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コスト
- 信託報酬:1.848%
- 販売手数料:3.3%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図のようになっています。

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分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
最高値
2015年下旬に投資を開始した場合で、130%程度。
その他期間で突出した時期は見られず、元本割れ確率も高くなっています。
他商品と比較すると、商品間の差はまだあまり見られず、中位〜上位で推移しています。
最低
2014年下旬に投資を開始した場合で、60%程度。
こちらは他商品と同等程度。
直近
80%で、他商品と同等程度。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値
2015年上旬に投資を開始した場合で、135%程度。
投資期間1年と比較すると、商品間の差は拡大しており、当該商品は上位に位置していると言えます。
特に2016年に投資を開始した場合の成績では、最上位となる時期も見られます。
最低
2012年下旬、2013年上旬に投資開始で、50%程度。
他商品と同等程度となっています。
直近
80%で、上位に位置しています。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値
2015年上旬に投資を開始した場合で、145%程度。
他商品と比較すると、上位に位置しています。
ただし、ピクテブラジル株、ブラジルの奇跡あたりの下位に位置しています。
最低
2011年上旬投資開始の場合は50%を下回り、非常に低い値となっていますが、他商品と同等程度。
直近
90%で、最上位に位置しています。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高値
2010年上旬に投資開始で、125%程度。
他商品の結果は、ブラジルの奇跡が非常に高く、当該銘柄は中位程度となっています。
最低
2010年中旬に投資開始で、65%程度。
下落幅も中位程度ですね。
直近
80%で、上位に位置しています。


今回はブラジル株式の人気投資信託、「ブラジル株式オープン リオの風」のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。 他商品との比較結果についてはサマリーページをご覧ください。