イーストスプリングインド株式オープン
今回はインド株式の人気投資信託、「イーストスプリングインド株式オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
商品情報
投資戦略
- インドの上場株式を主要投資対象とし、中長期的なトータル・リターンの最大限の獲得を目指した運用を行
- イーストスプリングインベストメンツの属するグループの運用力を活用
- 為替ヘッジはなし
- 銘柄選定プロセスは以下
- 時価総額や流動性等も考慮しつつ、バリュエーション指標に基づき割安な銘柄を抽出
- 企業訪問、ファンダメンタル分析に基づき 中期的な企業業績と現在の株価との乖離等を評価
- 業種配分等の観点に基づいてポートフォリオを構築

投資対象 / コスト
投資対象
産業は銀行18.5%、ソフトウェア18.3%、エネルギー9.6%、医薬品・バイオ6.6%、自動車5.65%、電気通信5.5%、保険4.3%、食品4.3%…と銀行・ソフトウェアの比率が高く、他は広く分散させています。

目論見書
https://www.eastspring.co.jp/jpdocs/PR/200007_PR_JP.pdf
コスト
- 信託報酬:1.95%
- 販売手数料:3.85%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
投資期間3年では、最高値は2004年下旬に投資開始で198%。ただし、商品比較(商品群②灰色-)を見ると、相対的には下位。その後も相対的には下位で推移。
イーストスプリングインド株式オープン

商品群①

商品群②

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値は2010年中旬に投資開始で164%と、投資期間3年に比べて大きく下落。商品比較では中位程度で推移。
イーストスプリングインド株式オープン

商品群①

商品群②

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資期間10年では、元本割れは殆どなし。最高値は2005年上旬に投資開始で172%で、相対的には中位。その後は投資期間5年までと同様、中位で推移。
イーストスプリングインド株式オープン

商品群①

商品群②

(参考)現在まで投資した場合の収益率推移

結果サマリー
上位期間も見られるが、全期間を通して中位で推移。
今回はインド株式の人気投資信託、「イーストスプリングインド株式オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。他商品との比較は比較シミュレーション(中国・インド 比較基準)をご覧ください。