イーストスプリング株式オープン 202005

今回はインド株式の人気投資信託、「イーストスプリング株式オープン(イーストS株式オープン)」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果についてはサマリーページをご覧ください。

商品情報

投資戦略

インドの上場株式を主要投資対象とし、中長期的なトータル・リターンの最大限の獲得を目指した運用を行うとのこと。

銘柄選定プロセスは下のようになっています、典型的な選定方法ですね。

  1. 時価総額や流動性等も考慮しつつ、バリュエーション指標に基づき割安な銘柄を抽出
  2. 企業訪問、ファンダメンタル分析に基づき 中期的な企業業績と現在の株価との乖離等を評価し、絞り込み
  3. 業種配分等の観点に基づいてポートフォリオを構築

目論見書
https://www.eastspring.co.jp/jpdocs/PR/200007_PR_JP.pdf

投資対象 / コスト

信託報酬は1.95%、販売手数料3.85%となります。

産業は銀行18.5%、ソフトウェア18.3%、エネルギー9.6%、医薬品・バイオ6.6%、自動車5.65%、電気通信5.5%、保険4.3%、食品4.3%…と銀行・ソフトウェアの比率が高く、他は広く分散させています。 

目論見書
https://www.eastspring.co.jp/jpdocs/PR/200007_PR_JP.pdf

基準価額 / 純資産

基準価額、純資産は下図(折れ線が基準価額)。

目論見書
https://www.eastspring.co.jp/jpdocs/PR/200007_PR_JP.pdf

分析結果

では本題、成績を見ていきましょう。

図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。

ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味

例:3年収益の見方

リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)

6ヶ月収益 :半年投資した場合の収益率推移

投資期間半年では、最高収益は135%程度、直近収益は90%弱となっています。

他商品と比較すると、投資期間半年では商品間の差はほとんど見られません。そのため、最高収益・直近収益共に他商品と同等程度となっています。

1年収益 :1年投資した場合の収益率推移

投資期間1年では、最高収益135%程度、直近収益は80%程度となっています。

他商品との比較では、投資期間1年でも、商品間の差は小さく、特段大きな特徴は見られません。

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移

投資期間3年では、最高収益190%程度となっています。

ただし元本割れ確率も非常に高く、直近収益は70%程度となっています。

商品比較では、投資期間半年~1年に比べ、商品間の差が拡大しています。最高収益時の190%強は、比較対象が少なく、相対的に大きいかの判断は難しいところ。2012年上旬前後に投資を開始した場合の山(160%程度)で比較すると、他商品と比べて低く、ほぼ最下位となっていることがわかります。

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5年収益 :5年投資した場合の収益率推移

投資期間での最高益は160%程度。

他商品比較は非常にわかりやすく、ほぼ順位が明確に確定しています。最高値160%は非常に低く、その他期間でも常に下位に位置しています。(つまり、いつ投資を開始したとしても他商品よりも収益が低い)

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移

投資期間10年では、元本割れはほとんどなく、相対比較なしでは非常に優良に見えます。

しかし、他商品との比較結果を見ると、最高益170%は低く、直近の元本割れも下位であることがわかります。

投資期間が長く、情報量が多かったことは良かったですが、残念ながら過去成績からは購入理由は見当たらないと言えるでしょう。

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今回はインド株式の人気投資信託、「イーストスプリング株式オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。 他商品との比較結果についてはサマリーページをご覧ください。

こちらの商品も、引き続き分析を続けていきたいと思います。