フィデリティ・アジア株・ファンド 202007

今回は新興国株式の投資信託、「フィデリティ・アジア株・ファンド」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較は比較シミュレーション(新興国厳選)をご覧ください。

商品情報

投資戦略

ファンドの特徴は以下のとおり。

  • 日本除くアジア諸国の上場株式へ投資
  • 個別企業分析により、成長企業を選定、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準の銘柄を選択
  • アジアおよび世界の主要拠点のアナリストによる企業調査結果を活かし、現地のポートフォリオ・マネージャーによる「ボトム・アップ・アプローチ」を重視した運用
  • MSCI ACアジア(除く日本)・インデックス(税引前配当金込/円ベース)をベンチマークとし、長期的に当該インデックスを上回る運用成果を目指す

その他、為替ヘッジは行わず、株式割合は高位を維持します。現地のポートフォリオマネージャーが調査する点はポイントでしょうか。

目論見書:https://www.fidelity.jp/static/pdf/fund/5111819-AEFBS/Prospectus/Kofu/AEFBS-PRO-20200901.pdf

投資対象 / コスト

信託報酬は年率1.903%、販売手数料は3.3%です。

国別の配分は以下のとおりで、ケイマン諸島が23%、香港、インド、韓国、中国と続きます。 

目論見書:https://www.fidelity.jp/static/pdf/fund/5111819-AEFBS/Prospectus/Kofu/AEFBS-PRO-20200901.pdf

気になる業種は以下のとおりで、銀行が14%と最も高く、テクノロジーハードウェア、高知、半導体、保険が10%前後となっています。

目論見書:https://www.fidelity.jp/static/pdf/fund/5111819-AEFBS/Prospectus/Kofu/AEFBS-PRO-20200901.pdf

基準価額 / 純資産

基準価額、純資産は下図。

目論見書:https://www.fidelity.jp/static/pdf/fund/5111819-AEFBS/Prospectus/Kofu/AEFBS-PRO-20200901.pdf

分析結果

では本題、成績を見ていきましょう。

図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。

ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味

例:3年収益の見方

リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)

1年収益 :1年投資した場合の収益率推移

投資期間1年の収益を見ていきます。

最低収益は、2007年下旬に投資を開始した場合(すなわちリーマンショック後に売却した場合)で、60%程度。

対して最高収益は、2006年、2008年頃に投資を開始した場合の130%程度であり、-40%~+30%の結果となっています。直近は110%。

他商品との比較では、投資期間1年ではあまり差が見られません。最高収益・最低収益も他商品と同等程度となっていることがわかります。

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移

投資期間3年の収益を見ていきます。

最高収益は、2004年頃に投資を開始した場合(すなわちリーマンショック前に売却した場合)で、210%と、投資期間1年に比べ跳ね上がります。

最低収益は、2005年下旬に開始した場合(リーマンショック時に売却した場合)で、50%強となっています。直近は110%程度。

他商品との比較では、投資期間1年と比べると差が拡大しています。最高収益時は、2番手で非常に高いことがわかります。また、最低収益時も2番手のため、下落幅も他商品と比べ抑制されています。

その他の期間で見ると、まだ差が大きくなく比較はしづらいですが、比較的常に上位で推移していることがわかります。

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移

投資期間5年の結果を見ていきます。

最高収益は、2002年頃に投資を開始した場合で、270%。最低収益は、2003年下旬で、75%程度でしょうか。また、全体を通して、元本割れ確率が非常に低いことがわかります。

他商品との比較では、投資期間3年のときと同様、常に最上位に近いところで推移しています。収益が高いことは勿論ですが、近年のコロナによる下落でもほぼ元本回収率100%であり、下落幅を抑制できている点が、長期投資をする上では非常に良い結果と言えるでしょう。

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10年収益 :10年投資した場合の収益率推移

投資期間10年の結果を見ていきます。投資期間5年までで素晴らしい結果であったため、10年でも期待したいところです。

結果は、最高収益は210%、最低収益は95%程度となっています。最高収益自体は5年よりも落ちる結果となりましたが、元本割れ確率はほぼ0%に近づいており、かつ安定して130%以上の収益を獲得していることがわかります。

1998年からのデータのため、リーマンショックやコロナを含んだ期間で、いつ投資を開始したとしても元本割れなし、ほぼ130%以上の収益、半分以上は170%越えというのは非常に素晴らしい結果と言えるでしょう。

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今回は新興国株式の投資信託、「フィデリティ・アジア株・ファンド」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。

他商品との比較は比較シミュレーション(新興国厳選)をご覧ください。