フィデリティ・USリートA/B(ヘッジ有/無)
今回はREITの人気投資信託、「フィデリティ・USリートA/B(ヘッジ有/無) 」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
商品情報
基本情報
- 委託会社:フィデリティ投信
- 受託会社:三井住友信託銀行
- 投資対象:不動産投信
- 決算頻度:年12回
- 投資対象地域:北米
投資戦略
- 米国取引所に上場しているREITに投資
- 配当利回りがベンチマーク以上となることを目指して運用
- ベンチマークはFTSE NAREIT Equity REITs インデックス
- 長期的に潜在成長率の高いREITを選定し組入リートのセクターや地域配分の分散を考慮
- リート専任の調査・運用スタッフによる投資価値の分析に加え、株式アナリストによる企業調査情報活用
投資対象 / コスト
投資対象

コスト
- 信託報酬:1.54%
- 販売手数料:3.85%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
ヘッジ有のAにおける最高値は2008年中旬に投資開始で147%。相対的には最上位。ただし、2010-2013年は最下位となっています。ヘッジ無のBの最高値は2012年上旬に投資開始で160%で、相対的に最上位。最低値はA・B共に50%を下回り、相対的に下位。
フィデリティ・USリートA(ヘッジ有)

フィデリティ・USリートB(ヘッジ無)

商品群①

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
Aの最高値は2008年上旬に投資開始で162%であり、相対的には下位。ヘッジ有の特性上、その他商品と推移は異なり、最上位期間も見られる一方、最下位期間も長くなっています。Bの最高値は2010年上旬に投資開始で194%で、上位。全期間を通して見ると相対的に中位〜上位。
フィデリティ・USリートA(ヘッジ有)

フィデリティ・USリートB(ヘッジ無)

商品群①

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
Aの最上位は2006年中旬に投資開始で178%と、相対的には下位。全期間を通して、商品比較で下位となっています。一方ヘッジなしのBについては、最高値はJ-REITオープンと同等程度で最上位。全期間を通して相対的に上位となっています。ただし、J-REITオープンには劣後。
フィデリティ・USリートA(ヘッジ有)

フィデリティ・USリートB(ヘッジ無)

商品群①

(参考)現在まで投資した場合の収益率推移
フィデリティ・USリートA(ヘッジ有)

フィデリティ・USリートB(ヘッジ無)

結果サマリー
投資期間10年では、ヘッジ有のAコースは相対的に下位。ヘッジなしのBコースは上位。
今回はREIT株式の人気投資信託、「フィデリティ・USリートA(ヘッジ有) 」 のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。 他商品との比較結果については比較シミュレーションをご覧ください。