ギアチェンジ 大和住銀ジャパンスペシャルマーケット
今回は国内大型の投資信託、「ギアチェンジ 大和住銀ジャパンスペシャルマーケット」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。同資産の比較代表商品として、比較シミュレーション(国内大型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
マザーファンドへの投資を通じて、日本株式へ投資を行い、銘柄調査を重視したアクティブ運用を行う。
主な特徴は以下の通り。
- ファンダメンタル価値と退避して、割安なバリュー銘柄と、将来収益への成長期待が高いグロース銘柄を中心に投資
- 組織運用による銘柄選定・業種別。規模別配分

投資対象 / コスト
投資対象
投資対象は以下のとおりで、電気通信・情報通信業の割合が高くなっています。
コスト
- 信託報酬:1.65%
- 販売手数料:1.1%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
投資期間1年の元本回収率を見ていきます。
最高値は2012年度中旬の145%程度。最低値は2007年後半、リーマンショック期に売却する場合の70%弱、直近は95%程度となっています。
他商品との比較では、145%は他商品と同等程度であることが分かります。最低値も同様ですね。直近の95%は、比較的低い値と言えるでしょう。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
投資期間3年の元本回収率を見ていきます。
最高値170%、最低50%程度、直近90%強となっています。
最高値170%は、他商品と比較すると、上位に位置していると言えます。また、2011年前後の結果についても、相対的に上位と言えるでしょう。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
投資期間5年の元本回収率は、最高値190%、最低値60%、直近値100%となっています。
最高値190%は、最上位に近く、非常に良い結果と言えるでしょう。直近100%は、中位程度となっています。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資期間10年では、元本割れ確率は非常に低くなっていますが、リーマンショック期を跨ぐ場合は、大きく元本割れしています。
最高値200%は上位ですが、直近の140%は下位となっており、高い収益は期待できますが、ある程度下落確率も高いと言えます。


今回は国内大型の投資信託、「ギアチェンジ 大和住銀ジャパンスペシャルマーケット」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内大型株式)をご覧ください。