日本新興株オープン
今回は国内小型株の投資信託、「日本新興株オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
JASDAQへの投資を行います。その他特徴は以下のとおり。
- ボトムアップアプローチ※で投資銘柄を厳選
- 組入銘柄数は50~100程度とする
※ファンドマネージャー、企業調査アナリストが直接企業訪問するなどして行なった調査に基づき、個別銘柄を分析する手法
投資対象 / コスト
信託報酬は年率1.672%、販売手数料は3.3%です。
業種は情報通信業43%、小売業11%、サービス業11%、機械8%、電気機器8%。
上位銘柄は以下のとおり。

基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
横軸2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3ヶ月収益 :3ヶ月のみ投資した場合の収益率の推移
6ヶ月収益 :半年投資した場合の収益率推移
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高収益330%、最低収益40%、直近100%程度となっています。
比較シミュレーション(国内小型株式)と比較すると、非常に下落幅が大きい商品に見えますが、下落幅は他商品と同程度と言えるでしょう。収益性は高く見えますが、明確には差別化されていないため、5年以降を見ていきましょう。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高収益250%、最低収益50%以下、直近120%。
比較シミュレーション(国内小型株式)との比較では、3年投資に比べ、他商品との差が大きくなっており、全期間を通して収益性が高い商品と言えます。ただし、近年は下落幅が大きく、他商品より劣後しています。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高収益430%、最低収益50%、直近270%。
10年投資になると、他商品より頭1つ抜けています(ただし、突出しているDIAM新興市場日本株ファンドを除く)。5年投資では、近年の下落が目立ちましたが、10年投資では近年の収益性も他商品に比べ高くなっており、非常に優良な商品と言えるでしょう。


今回は国内小型株の投資信託、「日本新興株オープン」のチャート・ミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。