Jオープン(店頭・小型株) 202007
今回は国内小型株の投資信託、「Jオープン(店頭・小型株)」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
日本の上場小型株のうち、今後成長が見込まれる銘柄に投資します。主な特徴は以下のとおり。
- 投資対象は小型株
- 独自技術・独自サービスをもつ中堅企業から、今後一段と成長が見込まれる銘柄を選定
- 事業内容・将来性・業績などの調査・分析を企業訪問を中心に行う

投資対象 / コスト
信託報酬は年率1.34%、販売手数料は3.3%です。
業種は情報通信業26%、サービス業11%、化学10%、機械6%、小売業5.3%。
上位銘柄は以下のとおり。

基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
最高値
最高は1998年下旬に投資を開始した場合で、180%程度。
次点は、2012年中旬に投資開始で、150%程度。
それぞれ他商品の元本回収率を見ていくと、 前者、後者共に中位〜高位に位置しています。
最低
2007年下旬に投資開始で、60%程度。
他商品も同等程度となっています。
直近
105%程度で、中程度。
他商品は二極化していますが、丁度注意程度となっています。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値
最高収益は1996年下旬に投資を開始した場合で、230%。
非常に大きく見えますが、他商品を見ると、そこまで大きいとは言えませんね。
次点は2002年下旬に投資を開始した場合で、200%程度。こちらは中位〜上位に位置しています。
最低
最低収益は2005年下旬に投資開始で、45%。こちらは下位であり、ある程度下落幅の大きい商品と言えます。
直近
直近100%程度であり、下位〜中位程度。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値
最高値は1995年上旬に投資開始で、230%。
こちらは他商品と同等程度。
更に2001年下旬、2008年下旬〜2013年にかけて大きな山が見られますが、前者の230%は他商品と同等程度、後者の200%は他商品に比べ若干程度低い値となっています。
最低
最低は40%程度で、下位。
直近
直近についても、120%で下位となっています。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高値
2008年中旬に投資を開始した場合で、350%。
他商品を見ると、ある程度高い値とは言えますが、400%近い商品もいくつか見られるため、中位程度。
最低
最低は1999年上旬に投資開始で、60%程度。
下位ではありますが、他商品もある程度下落幅は大きくなっています。
直近
240%程度で、中位程度。


今回は国内小型株の投資信託、「Jオープン(店頭・小型株)」のチャート・ミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。