J-REITオープン(年4回決算型)
今回はREITの人気投資信託、「J-REITオープン(年4回決算型) 」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
商品情報
基本情報
- 委託会社:野村アセットマネジメント
- 受託会社:野村信託銀行
- 投資対象:不動産投信
- 決算頻度:年4回
- 投資対象地域:日本
投資戦略
- 日本のREITを実質的な投資対象とする
- 以下を勘案して分散投資
- 個別銘柄流動性
- 収益性
- 成長性
- 組入比率は原則高位を維持
投資対象 / コスト
投資対象

コスト
- 信託報酬:1.1%
- 販売手数料:2.75%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値は2010年中旬に投資開始で176%。商品比較で最上位。最低値は2005年下旬に投資開始で58%と、最高値同様に上位であり、下落幅も一定程度抑制されています。2017年5月投資開始の下落時も上位。
J-REITオープン(年4回決算型)

商品群①

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値は2008年上旬、2010年上旬に投資開始で194%。どちらも商品比較では最上位。気になる下落幅は、2005年上旬に投資開始で80%程度となっていますが、相対的には中位であり、下落幅も一定程度抑制。コロナ期間もほぼ元本割れはなくなっています。
J-REITオープン(年4回決算型)

商品群①

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最優良。一部フィデリティUSリートに劣後している期間も見られますが、ほぼ全期間で最上位となっています。コロナによる下落の影響も最も小さく、過去成績からは最優良銘柄と言えます。
J-REITオープン(年4回決算型)

商品群①

(参考)現在まで投資した場合の収益率推移

結果サマリー
10年投資ではほぼ全期間で最上位となっており、最優良銘柄。厳選銘柄に追加。
今回はREIT株式の人気投資信託、「J-REITオープン(年4回決算型) 」 のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。 他商品との比較結果については比較シミュレーションをご覧ください。