カレラ日本小型株式ファンド 202007
今回は国内小型株の投資信託、「カレラ 日本小型株式ファンド」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
ファンドの特徴は以下。
- 日本の上場企業のうち、主に小型株式に投資します。
- 事業内容・成長性・収益性・財務健全性等を考慮し銘柄を厳選
- 株式割合は8割以上を原則維持
投資のターゲットは下図のとおり小型株全体。理由としては、以下を挙げています。
- 株式市場が、大型・コア銘柄へ投資の集中から、中小型株への投資の分散へ変化しつつあると推測
- 小型株には投資家から注目されていない魅力的な銘柄が存在し、成長性・割安性に見合った株価形成がなされていない銘柄が存在する

投資対象 / コスト
信託報酬は年率1.496%、販売手数料は3.3%です。
業種は電気機器8%、情報通信業8%、サービス業7%、機械7%、電気ガス5%、不動産5%…と広く分散させています。
上位銘柄は以下のとおり。

基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
横軸2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3ヶ月収益 :3ヶ月のみ投資した場合の収益率の推移
6ヶ月収益 :半年投資した場合の収益率推移
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高収益112%、最低収益85%、直近95%程度となっています。
投資期間が短く、比較シミュレーション(国内小型株式)との比較はあまりできませんが、直近の収益率を比較すると低収益と言えるでしょう。下落幅もある程度大きいため、現時点では(定量的には)投資すべき材料は特段ありません。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
運用実績なし
10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
運用実績なし
今回は国内小型株の投資信託、「日本新興株オープン」のチャート・ミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。