新光 日本小型株ファンド 『愛称 : 風物語』202007
今回は国内小型株の投資信託、「新光 日本小型株ファンド 風物語」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
日本株式に投資します。主な特徴は以下のとおり。
- 小型株へ投資(ジャスダック、東証マザーズ、東証二部及び一部の小型株式)
- 株式組入比率は原則80%以上(割高と思われる銘柄を売却する等により、株式比率が50%~100%で変化)
- 財務指標について、定量・定性基準で投資不適格と判断する銘柄を除外した上で、4つのキーワードで成長期待の高い企業を抽出(成長産業の勝ち組企業、地味な業種の変化企業、リベンジ企業、IPO企業)

投資対象 / コスト
信託報酬は年率1.34%、販売手数料は3.3%です。
業種は情報通信業28%、サービス業19%、化学7%、電気機器7%、卸売6%。
上位銘柄は以下のとおり。

基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
横軸2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
投資期間1年では、最高収益124%、最低収益80%、直近110%となっています。
比較シミュレーション(国内小型株式)で同資産他商品との比較結果を見ていくと、2013年9月以降では最高収益124%・直近収益110%は上位と言えるでしょう。
最低収益80%と同時期を見ると、下落幅は中位程度でしょうか。3年以降で商品間の差が顕著になるため、3年以降を見ていきます。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
投資期間3年では、最高収益150%、最低収益90%、直近113%となっています。
比較シミュレーション(国内小型株式)を見ると、1年と同様に下落幅は中位程度ですが、残念ながら最高収益150%は高いとは言えないでしょう。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
投資期間5年では、最高収益168%、最低収益105%、直近145%となっています。
比較シミュレーション(国内小型株式)を見ると、同期間での最高収益168%は下位、直近収益は中位となっています。下落幅は他商品と同等なので、悪い結果ではありませんが、「優良」とまでは言えないでしょう。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資実績なし
今回は国内小型株の投資信託、「新光 日本小型株ファンド 風物語」のチャート・ミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。