マネックス日本成長株ファンド ザ・ファンド@マネックス 202007
今回は国内小型株の投資信託、「マネックス日本成長株ファンド ザ・ファンド@マネックス」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
日本株式のうち、主にインターネットビジネスの普及・拡大により高い利益成長が期待できる企業に投資します。
主な特徴は以下のとおり。
- インターネット関連企業に投資(例:ウェブコンテンツ、放送通信、ネットワーク・ハードウェア、ITサービス等)
- 具体的には、以下2つが該当
- インターネットの各種インフラを構築する企業
- インターネットをビジネスのインフラとして活用する企業
- 具体的には、以下2つが該当
- ファンドに組み入れる1つ1つの銘柄の選択を重視した運用
- 以下の観点から、産業調査・個別企業調査など広範かつ精緻なファンダメンタル分析に基づき銘柄を選定
- 強固なビジネスモデル(参入障壁、競合他社における比較優位性、特許、技術力)
- 潜在市場の規模と成長性(市場の成熟度、競争環境、周辺市場への波及度合い)
- 経営者資質(リーダーシップ、経営陣の経験・執行能力)
- 企業業績(業績拡大スピード、変化の度合い、成長の持続性)
- 株価バリュエーション(現在の株価の割高・割安度合い)
- 以下の観点から、産業調査・個別企業調査など広範かつ精緻なファンダメンタル分析に基づき銘柄を選定
- 純資産の30%の範囲内で、外貨建て資産にも投資

投資対象 / コスト
信託報酬は年率1.617%、販売手数料は0%です。
業種は情報通信業40%、サービス業29%、電気機器13%、機械4%、不動産3%と、投資戦略から当たり前ではありますが、情報通信業に大きく偏っています。
上位銘柄は以下のとおり。

基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。

分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
投資期間1年では、最高収益は150%、最低収益は70%程度となっています。
比較シミュレーション(国内小型株式)での他商品と比較結果を見ると、最高収益時の2012年中旬は、他商品も収益が非常に大きくなっていますが、マネックス日本成長株ファンド ザ・ファンド@マネックスの収益は相対的にも高いことがわかります。直近の110%は中位程度でしょうか。
最低収益70%については、多くの他商品と同等程度となっています。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
投資期間3年の結果は、最高収益は200%に達しています。対して最低収益は50%と大きく元本割れが見られます。
他商品との比較を見ると、最高収益時に2012年中旬は、最上位となっています。また、その後についても上位で推移していると言えるでしょう。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
5年投資結果は、3年とあまり変わらず、最高収益210%程度、最低収益50%程度となっています。
上位2商品が突出してはいますが、基本的に上位で推移しており、最高収益時だけでなく、リーマンショック後から近年にかけて常に上位に位置しており、優良商品だと言えるでしょう。最低収益の50%も他商品と比べて下落幅は小さいですね。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資期間10年では、最高収益400%となっています。
2000年前半に投資を開始した場合は元本割れが続いていますが、それは他商品も同様です。最優良とは言えませんが、投資期間10年でも常に上位に位置しており、素晴らしい結果と言えるのではないでしょうか。


今回は国内小型株の投資信託、「マネックス・日本成長株ファンド ザ・ファンド@マネックス」のチャート・ミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(国内小型株式)をご覧ください。