三菱UFJ 海外株式オープン 202007
今回は世界分散の人気投資信託、「三菱UFJ 海外株式オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果については比較シミュレーション「日本除く世界分散」をご覧ください。
商品情報
投資戦略
ファンドの特徴は以下のとおり。
- 日本を除く世界主要国の株式への分散投資
- MSCI コクサイインデックス(円換算ベース)をベンチマークとして、中長期的に上回る投資成果を目指す
- カントリーアロケーションと銘柄選定の双方におけるアクティブ戦略
- 原則為替ヘッジを行わない

目論見書:https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/531701/531701_20210313.pdf
投資対象 / コスト
投資対象

目論見書:https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/531701/531701_20210313.pdf
コスト
- 信託報酬:1.65%
- 販売手数料:2.2%
基準価額 / 純資産
基準価額・純資産は下図のとおり。純資産は十分。

目論見書:https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/531701/531701_20210313.pdf
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
最高値は2012年中旬に投資開始で129%。他商品は130%前後で分布しており、中位程度。最低値は2007年下旬投資開始で62%。投資期間1年では、インデックス型も含め、あまり大きな違いはありません。
三菱UFJ 海外株式オープン

他商品①

他商品②

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値は2012年中旬に投資開始で153%。他商品は150%以上となっており、最下位。アクティブファンドで最高値が最下位は厳しい結果。最低値は2006年上旬に投資開始で52%で、他商品と同等。投資期間5年以降に期待したいところ。
三菱UFJ 海外株式オープン

他商品①

他商品②

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値は2010年中旬に投資開始で174%で、投資期間3年までと同様、最下位。近年のみ良い結果となっていますが、全期間を通して最下位となっている確率が高く、残念ながら投資理由は見当たりません。
三菱UFJ 海外株式オープン

他商品①

他商品②

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高値は2008年中旬に投資開始で188%。投資期間5年までの傾向と同様、ほぼ全期間で最下位。ただし、2010年5月開始以降(コロナ期売却以降)は巻き返しており、今後に期待したいところ。
三菱UFJ 海外株式オープン

他商品①

他商品②

結果サマリー
投資期間5年・10年では残念ながら最下位となる確率が非常に高くなっており、投資理由は全く見当たらず。ただし、近年は巻き返しが見られるため、今後に期待したいところ。
今回は「三菱UFJ 海外株式オープン」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。他商品との比較結果については比較シミュレーション「日本除く世界分散」をご覧ください。