野村 世界6資産分散投信(成長コース) 202105
今回はバランス型(成長)の人気投資信託、「野村 世界6資産分散投信(成長コース)」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140360.pdf
商品情報
基本情報
- 委託会社:野村アセットマネジメント
- 受託会社:野村信託銀行
単位型・追加型 | 投資対象地域 | 投資対象資産 | 投資対象資産 | 決算頻度 | 投資対象地域 | 投資形態 | 為替ヘッジ |
追加型 | 内外 | 資産複合 | その他資産 | 年6回 | グローバル(日本含む) | ファミリーファンド | なし |
投資戦略
- 国内外の債券・株式・不動産投資信託証券(REIT)を投資対象とする
- 6種類の資産にバランスよく投資

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140360.pdf
基本の投資割合は下表のとおり。
国内債券 | 外国債券 | 国内株式 | 外国株式 | J-REIT | 海外REIT | |
安定コース | 60% | 10% | 5% | 15% | 5% | 5% |
分配コース | 20% | 50% | 5% | 15% | 5% | 5% |
成長コース | 10% | 10% | 35% | 35% | 5% | 5% |
投資対象 / コスト
投資対象
現在の投資比率は以下。

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140360.pdf
コスト
- 信託報酬:0.836%
- 販売手数料:1.65%
基準価額 / 純資産
基準価額・純資産は下図のとおり。総資産は2020年末時点で46.6億円で、もう少し欲しいところ。

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140360.pdf
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3年収益:3年投資した場合の元本回収率推移
最高値は2011年下旬に投資開始で、143%。他商品は130-146%で分布しており、相対的には上位。最低値は2006年上旬に投資開始で60%と、中位程度。
野村 世界6資産分散投信(成長コース)

他商品

参考:世界分散株式(日本含む)

5年収益 :5年投資した場合の元本回収率推移
最高値は2010年中旬投資開始で166%と、相対的に上位。最上位となっている期間はありませんが、全期間を通じて上位で推移しており、優良な結果と言えるでしょう。
野村 世界6資産分散投信(成長コース)

他商品

参考:世界分散株式(日本含む)

10年収益 :10年投資した場合の元本回収率推移
最高値は2017年下旬に投資開始で171%。投資期間5年までと同様の傾向で、全期間を通して上位で推移しています。特筆すべきはコロナ期(2010年5月投資開始)でで、元本回収率は130%と最上位。下落幅を抑制しつつ、常に上位となっているのは理想的な過去実績と言えます。
野村 世界6資産分散投信(成長コース)

他商品

参考:世界分散株式(日本含む)

(参考)現在まで投資した場合の元本回収率推移

結果サマリー
下落幅を抑制しつつ、全期間を通して上位で推移しており、優良銘柄と言えます。
今回は「野村 世界6資産分散投信(成長コース)」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。比較対象商品については、比較シミュレーション(バランス型成長)をご覧ください。