野村 米国ブランド株投資(アジア)年2回決算 202006
今回は外国株式の人気投資信託、「 野村 米国ブランド株投資(アジア)年2回 」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果は比較シミュレーション「米国投信23商品」をご覧ください。
商品情報
投資戦略
米国の取引所に上場している企業の株式を投資対象とします。(米国ブランド株:グローバルで高い競争力や成長力を有する株式のこと)
4つの通貨型コースが存在しますが、アジア通貨コースは⽶ドルを売りアジア通貨(中国、イン ド、インドネシアの 3 カ国)を買う為替取引を⾏なうとのこと。他には、対円で為替ヘッジを行う円コース、資源国通貨(ブラジル・オーストラリア・南アフリカの3か国)を買う資源国コース、対円での為替ヘッジを行わないドルコースが存在します。

https://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1180259.pdf
投資対象 / コスト
信託報酬は1.773%、販売手数料3.3%となります。
組入上位銘柄は以下のとおり。IT関連銘柄が殆どを占めています。

https://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1180259.pdf
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。純資産の水準も十分かと思います。

https://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1180259.pdf
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
投資期間1年では、最高収益120%強、最低収益80%、直近収益110%程度となっています。
他商品との比較では、投資期間1年ではあまり差が大きくはありませんが、直近で110%超えが多く見られるのは、相対的に良い結果と言えるでしょう。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高収益は160%、最低収益90%、直近収益130%程度でしょうか。
2011年4月以降で、他商品と比較すると、最高収益160%は非常に高いですが、最低収益はほぼ最下位となっており、収益変動が大きい商品と言えるでしょう。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高収益150%、最低収益110%、直近は最高収益と同程度となっています。
他商品と比べた特徴については、3年投資までと同様で、変動は大きくなっています。(元本割れはなく最低収益110%は良好な結果に見えますが、他商品の収益が高いため)


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資実績なし
以上、「米国ブランド株投資(アジア)年2回」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。比較結果については、 比較シミュレーション「米国投信23商品」 をご覧ください。