りそな小型株ファンド
今回は国内中小型株式の人気投資信託、「りそな小型株ファンド」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果についてはサマリーページをご覧ください。

目論見書:https://www.resonabank.co.jp/cgi-bin/mokuromi/download_new.cgi?FundId=45812302
商品情報
投資戦略
ファンドの特徴
- アムンディ日本小型株マザーファンドへ投資
- 国内の小型株に分散投資
- 徹底した企業分析により成長企業を発掘し、割高・割安分析で銘柄割安度を総合判断して投資
- Russell/NomuraSmallCapGrowthインデックスをベンチマークとし、ベンチマークを上回ることを目標
銘柄選定プロセス
- 社会構造の変化による需要変化を捉える
- 需要変化により発生する有望市場に関連する企業に投資

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投資対象 / コスト
投資対象

目論見書:https://www.resonabank.co.jp/cgi-bin/mokuromi/download_new.cgi?FundId=45812302
コスト
- 信託報酬:1.87%
- 販売手数料:3.3%
基準価額 / 純資産
2021年3月末次点で、純資産は11.8億円。

目論見書:https://www.resonabank.co.jp/cgi-bin/mokuromi/download_new.cgi?FundId=45812302
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
最高値
2005年上旬に投資開始で135%。次点は2012年中旬投資開始で134%。同期間の他商品を見ると、前者は130-150%・後者は130-190%で分布しており、相対的には下位に位置しています。
最低値
2007年下旬に投資開始で65%。他商品は60-70%強で中位程度となっています。


3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値
2010年中旬に投資開始で140%。次点は2015年中旬に投資開始で138%。他商品は両期間共に140%以上となっており、相対的には下位。
最低値
2005年下旬に投資開始で46%。他商品は40-60%で分布しており、中位程度。


5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値
2013年上旬に投資開始で158%。他商品は160-240%で分布しており、残念ながら最下位。
最低値
2004年9月投資開始で66%。他商品と同等程度。


10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高値
2008年上旬に投資開始で214%。絶対的には高く見えますが、他商品は300%以上となっており、下位。
最低値
2010年5月に投資開始(コロナショックで売却)で、126%。他商品は175%以上となっており、大きく劣後。


(参考)現在まで投資した場合の収益率推移

結果サマリー
投資期間は長く、情報量は豊富でしたが、残念ながら元本回収率は他商品比較で下位。投資理由は(定量的には)特段見当たりません。
今回は国内中小の投資信託、「りそな小型株ファンド」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーションをご覧ください。