TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド 202007
今回は世界分散型の投資信託、「TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較は比較シミュレーション(世界分散)をご覧ください。
商品情報
投資戦略
ファンドの特徴
- 投資先ファンドを通じて、環太平洋地域の企業の株式に投資
- 徹底的に企業分析を行い、環太平洋地域の成長をテーマに、その時々の市場環境に合わせたベストアイデア銘柄をいち早く発掘
- 先進国から新興国までグローバルに張り巡らせた調査網を活用

目論見書:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/rfund/H17311161.pdf
運用プロセス
- アジア・オセアニア、北米、中南米の株式チームに分担
- アジア・オセアニア株式60%、北米株式30%、中南米株式10%でファンド構築

目論見書:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/rfund/H17311161.pdf
投資対象 / コスト
投資対象
情報技術・一般消費財サービス・金融比率が高め。

目論見書:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/rfund/H17311161.pdf
コスト
- 販売手数料:3.78%
- 信託報酬:1.8784%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。純資産は500億以上で、十分な水準。

目論見書:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/rfund/H17311161.pdf
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
1年収益 :1年投資した場合の収益率推移
最高値
2016年下旬に投資開始で114%。他商品は100-120%で分布しており、相対的には上位。(eMAXIS全世界株式インデックスは110%)
最低値
2015年4月に投資開始で81%。他商品は85%以上(eMAXIS全世界株式インデックスは87%)となっており、下落幅は相対的に大。また、コロナの影響(2019年5月投資開始)は86%で、他商品と同等程度。
TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド

eMAXIS 全世界株式インデックス

他商品

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値
2015年3月に投資開始で128%。eMAXIS全世界株式インデックスが120%、健次は105%程度、ピクテグローバルインカムは元本割れとなっており、相対的には非常に高い値。
最低値
2013年5月に投資開始で88%。他商品は100%以上であり、2013年下旬までは相対的には低い値。
TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド

eMAXIS 全世界株式インデックス

他商品

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値
2015年9月に投資開始で132%。健次が120%・eMAXIS全世界株式インデックスは118%であり、最上位。2013年5月以降の全体を見ても、最上位が多く、素晴らしい結果と言えます。
最低値
コロナによる影響で102%。下落幅は他商品と同等程度。
TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド

eMAXIS 全世界株式インデックス

他商品

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
投資実績なし
他商品

結果サマリー
投資期間3年・5年では最高値は非常に高く、優良銘柄と言えます。特に投資期間5年では(投資期間がそこまで長くはないですが)常に最上位。
今回は世界分散型の投資信託、「TPパワー 日興JPM 環太平洋ディスカバリーファンド」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。他商品との比較は比較シミュレーション(世界分散)をご覧ください。