三菱UFJNASDAQオープンAコース・Bコース

今回は外国株式の人気投資信託、「 三菱UFJ NASDAQオープン Aコース・Bコース」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果については比較シミュレーション「米国投信23商品」をご覧ください。

結果サマリー

投資期間5年・10年ではほとんどの期間で他商品を下回り、定量的な投資理由は見つからない残念な結果となっています。

モーニングスターではレーティング5つ星(最高値)であり、非常に人気な銘柄なだけに、やはりファンド選択には詳細の分析が必要であることがわかる代表的なファンドと言えるでしょう。

商品情報

投資戦略

ファンドの特徴
  1. NASDAQ上場株式に投資
  2. 以下4つに着目し投資
    • 新技術
    • 新製品開発力
    • ビジネスモデル
    • マーケティング力
  3. 為替ヘッジありのAコース、なしのBコースの計2コース
  4. 注目分野は以下4つ
    • IT(情報技術)
    • ヘルスケア
    • 新しい消費性向
    • 新規公開銘柄(IPO)

目論見書:https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/920048/920048_20210429.pdf

運用プロセス
  1. NASDAQ上場株式を抽出
  2. 時価総額上位100銘柄、1000銘柄に分類
  3. 各種調査により、50銘柄を選定

目論見書:https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/920048/920048_20210429.pdf

投資対象 / コスト

投資対象
コスト
  • 信託報酬:1.672%
  • 販売手数料:3.3%

基準価額 / 純資産

Aコース
Bコース

分析結果

では本題、成績を見ていきましょう。

図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。

ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味

例:3年収益の見方

リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)

1年収益 :1年投資した場合の収益率推移

最高値

最高値は以下のとおり。為替ヘッジの有無に関わらず、160%程度となっています。

  • Aコース 1999年上旬に投資開始:160%
  • Bコース 1999年上旬に投資開始:160%

他商品の同時期では、比較対象が少ないため、次に元本回収率の高い2008年下旬を見てみます。

Aコース・Bコース共に130%程度であり、他商品と比べて最高位に位置しています。

最低

最低値は以下のとおり。

  • Aコース 2008年上旬投資開始:55%
  • Bコース 2008年上旬投資開始:50%

他商品の結果を見ると、70%超えの商品もみられ、ヘッジの有無に関わらず、下落幅が大きくなっています。

元本割れ確率については、コース間に特段大きな差は見られません。

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 三菱UFJ-NASDAQオープンBコース3.png
他商品
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 12-1024x448.png

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移

最高値

最高値は以下。投資期間1年と同様、そこまで大きな差は見られず、どちらも高い元本回収率となっています。

  • Aコース 1997年上旬に投資開始:240%
  • Bコース 1997年上旬に投資開始:230%

ただ、2012年中旬は大きく差が開いており、Aコースは130%、Bコースは170%程度となっています。

他商品の同時期を見ると、netWINGSAB・米国成長株ファンド米国NASDAQあたりと近い値になっています。

最低

最低値は以下のとおり。

  • Aコース 1999年前後、2005年下旬投資開始:45%程度
  • Bコース 1999年前後、2005年下旬投資開始:40%程度

投資期間1年までと同様、下落幅は他商品と比べても非常に大きくなっています。為替ヘッジなしの方は、最高値の高さを考慮すると許容範囲に思えますが、為替ヘッジ有りでこの下落幅は若干厳しいと言えます。

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 三菱UFJ-NASDAQオープンBコース4.png
他商品
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 13-1024x647.png

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移

最高値

最高値は以下のとおり。

投資期間3年までは非常に良い結果でしたが、投資期間5年では他商品(netWINGSAB・米国成長株ファンド米国NASDAQ)と比べて低い値となっています。

  • Aコース 2009年上旬に投資開始:125%
  • Bコース 2010年中旬に投資開始:190%
最低

最低値は以下のとおりで、やはり下落幅は非常に大きくなっています。

  • Aコース 1997年下旬投資開始:40%
  • Bコース 2004年上旬投資開始:40%

他商品を見ても、50%を下回るファンドは見られないため、(特に為替ヘッジありのAコースについては、目論見と異なっており)あまり良い結果とは言えないでしょう。

Aコース
 三菱UFJ NASDAQオープンAコース 5年
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 三菱UFJ-NASDAQオープンBコース5.png
他商品
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 14-1024x651.png

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移

最高値

投資期間10年では、最高値は以下のとおり。

  • Aコース 2008年下旬に投資開始:190%
  • Bコース 2008年下旬に投資開始:240%

Aコースについては、最下位。Bコースも、一見高い値に見えますが、為替ヘッジなし商品と比較すると最下位となっています。

他商品との比較図を見ると、残念な結果であることは一目瞭然ですね。いつ投資を開始したとしても他商品を大きく下回っており、定量的な投資理由は見当たりません。

最低

最低値は以下のとおり。

  • Aコース 1999年上旬投資開始:40%
  • Bコース 1999年上旬投資開始:40%

他商品は、投資期間10年になるとある程度下落幅を抑制し、最低値が高くなる傾向にありますが、両コース共に低いままとなっています。

Aコース
 三菱UFJ NASDAQオープンAコース 10年
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 三菱UFJ-NASDAQオープンBコース6.png
他商品
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 15-1024x494.png

以上、Nasdaqを対象とする「 三菱UFJ NASDAQオープン Aコース・Bコース」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。比較結果については、 比較シミュレーション「米国投信23商品」 をご覧ください。