米国NASDAQオープンA・Bコース 202006

今回は外国株式の人気投資信託、「米国NASDAQオープンA・Bコース」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。他商品との比較結果については 比較シミュレーション「米国投信23商品」 をご覧ください。

結果サマリー

為替ヘッジの有無に関わらず、非常に高い元本回収率となっています。

Aコースは投資期間10年で元本割れが一度もなく、常に120%を超えており、非常に安定して高い収益となっています。一方、為替ヘッジなしのBコースは、最高値でAコースを50%超上回っており、より高い収益を目標とする場合は適した選択と言えます。

商品情報

投資戦略

ファンドの特徴
  1. 米国のNasdaq上場株式を投資対象
  2. 成長性・収益性・安定性等により銘柄選定
    • 成長性:各業界の成⻑性およびその中での優位性に着⽬し、経済全体の成⻑を上回ると期待できる企業
    • 収益性:⾼い収益率を維持している、または収益率の改善が期待できる企業
    • 安定性:⾼い成⻑性、⾼い収益性を継続的に達成できる経営⼒
  3. Aコース(為替ヘッジあり)とBコース(為替ヘッジなし)の2コースで、スイッチングも可能
  4. ベンチマークはNASDAQ総合指数(Aコースは円ヘッジベース、Bコースは円換算ベース)
銘柄選定プロセス
  1. 時価総額等の定量指標によりスクリーニング
  2. PER・PBR等のバリュエーションを考慮し更に絞り込み
  3. 銘柄同士の相関等を考慮しポートフォリオを構築

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140259.pdf

投資対象 / コスト

投資対象

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140259.pdf

コスト
  • 信託報酬:1.69%
  • 販売手数料:3.3%

基準価額 / 純資産

基準価額、純資産は下図。純資産の水準も十分かと思います。

Aコース
Bコース

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140259.pdf

分析結果

では本題、成績を見ていきましょう。

図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。

ある月(横軸)からx年間(3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味

例:3年収益の見方

リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)

1年収益 :1年投資した場合の収益率推移

最高値

最高値は以下のとおり。為替ヘッジの有無に関わらず、125%程度となっています。

ただし、全期間を通して見ると、120%程度まで上昇する確率はBコース(為替ヘッジなし)の方が高くなっています。

  • Aコース 2009年上旬に投資開始:125% (同時期のBコースは122%程度)
  • Bコース 2012年中旬に投資開始:125%(同時期のAコースは110%程度)

他商品の同時期を見ると、一部は130%程度である商品も見られ(netWINGS)ますが、当該商品は一定程度上位に位置していると言えます。

最低

最低値は以下のとおり。為替ヘッジなしのBコースは、Aコースに比べ10%程度下落幅が大きくなっています。※軸の数値が異なるため、注意してください。

  • Aコース 2008年上旬投資開始:70%
  • Bコース 2000年上旬投資開始:60%

ただ、他商品については50%程度まで下落しているファンドも見られ、特段下落幅が大きい値とは言えません。

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 米国NASDAQオープンBコース3.png
他商品

3年収益 :3年投資した場合の収益率推移

最高値

以下のとおり。為替有無による差は拡大しており、最高値だと30%、同時期の差では40%程度となっています。

  • Aコース 2008年9月頃に投資開始:140%(同時期のBコース:130%)
  • Bコース 2012年中旬頃に投資開始:170%(同時期のAコース:130%)

他商品の同時期を見てみると、どちらも最高位であることがわかります。為替による影響が異なるため、最高値の時期は異なりますが、どちらも他ファンドと比べると一定程度優良であると言えるでしょう。(三菱UFJNASDAQが同程度)

最低

最低値は以下のとおり。共にリーマンショック期の下落になり、為替ヘッジ有のAコースは、Bコースに比べ10%程度高く、ある程度下落幅を抑制できています。また、全期間を通して見ると、Aコースは若干程度元本割れ確率が低く見えますが、大きな違いはありません。

  • Aコース 2005年下旬に投資開始:65%
  • Bコース 2015年下旬に投資開始:50%

他商品の同時期を見ると、40%程度〜65%程度であり、Aコースの65%は最高値となっています。(netWINGS Aコースが同程度)

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 米国NASDAQオープンBコース4.png
他商品

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移

最高値

以下のとおり。投資期間3年よりも差は拡大しており、最高値で50%程度、同時期の差は60%程度となっています。

  • Aコース 2009年下旬頃に投資開始:160%(同時期のBコース:180%)
  • Bコース 2010年中旬頃に投資開始:210%(同時期のAコース:150%)

2009年下旬頃の他商品を見ていくと、130%~185%程度。ヘッジ無しの商品が上位に位置していますが、Aコースは中位程度となっています。ヘッジ有の他商品と比べると高い値と言えます。

2010年中旬頃の他商品を見ると、Bコースはほぼ最上位となっています。並んでいるのは AB・米国成長株投信のヘッジなしコース

最低

最低値は以下のとおり。共にリーマンショック期の下落ですが、差はそこまで大きくありません。

ただし、2006年〜2007年を見ると、Bコースの値はあまり高くない一方、Aコースは130%程度となっており、ヘッジ有の収益は長期を通して安定していることがわかります。

  • Aコース 2003年下旬に投資開始:65%
  • Bコース 2013年下旬に投資開始:55%

他商品を見ても、Aコース・Bコース共に下落幅は特段大きくないと言えます。AコースはnetWINGSと接戦で、非常に良い結果と言えます。

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 米国NASDAQオープンBコース5.png
他商品

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移

最高値

以下のとおり。差はさらに拡大し、最高値で55%程度。

  • Aコース 2008年中旬に投資開始:220%
  • Bコース 2008年下旬に投資開始:275%

他商品を見ると、Bコースの値は最高位。Aコースは、中位程度。AコースはnetWINGと同程度ですが、その後の2009年中旬は劣後しています。

最低

最低値は以下のとおり。投資期間5年までと比べ差は拡大し、25%程度。Bコースは元本割れが見られますが、Aコースは元本割れがなく、いつ投資を開始しても120%程度となっています。最高値が200%越えでありつつ、2000年下旬からいつ投資を開始しても120%以上というのは、素晴らしい結果と言えるでしょう。

  • Aコース 2000年12月に投資開始:120%
  • Bコース 2000年12月に投資開始:95%

他商品を見ると、やはりnetWINGAB米国成長株投信と接戦ですね。為替ヘッジなしのAコースも、為替ヘッジなしの他商品と比較すると一定程度下落幅を抑制できていると言えます。

Aコース
Bコース
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 米国NASDAQオープンBコース6.png
他商品

以上、Nasdaqを対象とする「米国NASDAQオープンA・Bコース」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。比較結果については、 比較シミュレーション「米国投信23商品」 をご覧ください。