米国優先証券オープン

今回は世界分散型債券の人気投資信託、「米国優先証券オープン」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。

商品情報

基本情報

  • 委託会社:野村アセットマネジメント株式会社
  • 受託会社:三菱UFJ信託銀行株式会社
単位型・追加型投資対象地域投資対象資産決算頻度投資対象地域為替ヘッジ
追加型海外ハイブリッド優先証券年4回北米なし

投資戦略

  1. 米国のハイブリッド優先証券を投資対象とする
    • ハイブリッド優先証券:株式と社債の特色を併せ持つ商品であり、一般的にリスク・リターンも両者の中間程度
  2. 高水準の配当収入の獲得を目指す
  3. ハイブリッド優先証券の選定にあたっては、個別銘柄の利回り・バリュエーション・格付け等から割安銘柄を選定
  4. 社債との利回り格差などの市況動向によっては米国社債又は財務省証券を組入
  5. 特定の銘柄・業種への集中を避け分散投資

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140202.pdf

投資対象 / コスト

投資対象

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140202.pdf

コスト
  • 信託報酬:1.309%
  • 販売手数料:1.1%

基準価額 / 純資産

基準価額・純資産は下図のとおり。総資産は十分な水準。

目論見書:http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140202.pdf

分析結果

では本題、成績を見ていきましょう。

図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。

ある月(横軸)からx年間(3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味

例:3年収益の見方

リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)

3年収益:3年投資した場合の元本回収率推移

最高値は2012年上旬に投資開始で141%。他債券ファンドと比較すると、最上位。最低値はリーマンショックによる影響(2006年中旬に投資開始)で56%と、他商品より大きく劣後。ハイブリッド債券ということで、債券ファンドと比較するとハイリスク・ハイリターンとなっています。5年以降が気になるところ。

米国優先証券オープン
他商品

5年収益 :5年投資した場合の元本回収率推移

最高値は2010年中旬に投資開始で160%。最低値は2003年下旬に投資開始で56%。2008年までは下位〜中位(リーマン期は最下位)、それ以降はコロナショック時売却時を除き、殆どの期間で最上位となっています。

米国優先証券オープン
他商品

10年収益 :10年投資した場合の元本回収率推移

2005年以降は最上位で、他債券ファンドと比較して頭1つ抜ける形。ただし、1998年下旬〜2002年下旬は元本割れが殆どであり、他商品比較でも最下位。2005年以降は非常に素晴らしいですが、やはり投資期間10年であっても元本割れ確率は他債券より高く、ハイリスクであることには留意が必要と言えます。

米国優先証券オープン 
他商品

(参考)現在まで投資した場合の元本回収率推移

結果サマリー

ハイブリッド債券のため、他債券ファンドと比較するとハイリスクハイリターン。商品比較では最上位期間が多いですが、下落幅の大きさには留意が必要。

今回は「米国優先証券オープン」のチャート・シミュレーション結果を見てきました。比較対象商品については、比較シミュレーション(世界分散型債券)をご覧ください。