十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)
今回はREITの人気投資信託、「十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)」のチャート・シミュレーション結果を見ていきます。
商品情報
基本情報
- 委託会社:岡三アセットマネジメント
- 受託会社:りそな銀行
- 投資対象:不動産投信
- 決算頻度:年12回
- 投資対象地域:北米
投資戦略
- 米国の不動産投資信託証券を投資対象とする
- 為替ヘッジは行わない
- リーフアメリカエルエルシーに外貨建資産の運用指図に関する権限を委託
投資対象 / コスト
投資対象

コスト
- 信託報酬:1.65%
- 販売手数料:3.3%
基準価額 / 純資産
基準価額、純資産は下図。
分析結果
では本題、成績を見ていきましょう。
図の見方ですが、運用会社のレポートで見られる「現在の価格を基準にした」収益ではありません。
ある月(横軸)からx年間(3年、5年、10年)投資した場合の元本回収率(縦軸)を表しています。※販売手数料・信託報酬も加味
リーマンショック期(2006年10月-2009年10月)の3年間投資した場合はどうなっているか
⬇︎
3年収益図の2006年10月にあたる値を確認(ex. 70%の場合、その3年間で100万円が70万円程度になることを意味する)
3年収益 :3年投資した場合の収益率推移
最高値は2012年上旬に投資開始で158%。商品比較では、相対的に中上位。一方、最低値はリーマンショック期で、35%まで下落しており、最下位となっています。他資産と比べても元本回収率35%は低く、(リーマンショックの性質によるものもありますが)大きな下落には注意が必要な銘柄と言えます。
十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)

商品群①

5年収益 :5年投資した場合の収益率推移
最高値は2009年下旬に投資開始で188%と、中上位。最低値についても投資期間3年と同様で、35%と最下位。
十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)

商品群①

10年収益 :10年投資した場合の収益率推移
最高値は2005年上旬に投資開始で189%。全期間を通して見ると最下位〜下位で推移しており、残念ながらあまり良い結果とは言えず。
十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)

商品群①

(参考)現在まで投資した場合の収益率推移

結果サマリー
下落幅は非常に大きく、長期投資では商品比較で下位。
今回はREIT株式の人気投資信託、「十二絵巻 ワールドリートセレクション(米国)」 のチャート・シミュレーション結果を見ていきました。 他商品との比較結果については比較シミュレーションをご覧ください。